でも本の中には何かそれらしきヒントは書いてあるようだけれど、モノゴトの真理は
書かれていない。
だからやはり現実世界でモノゴトに触れないと自分の感情は動かされないんじゃな
いかと思うんです。
でも自分の感性ベクトルと響き合う本と出会うことによって、今まで雑風景として認識
から除外されていた現実が急に輝きだすこともあるわけで。
そういう本と出会った瞬間は、やはり運命を感じてしまうのです。
もっと自分は視野を広げると同時に深めないといけない、と日々感じています。
世界を広角で視る事は意識しているけれど、一つ一つの物事に対して焦点を絞って
しっかりと見定めることがまだ足りない。というか、苦手。
自分はある程度物事の筋が見えると投げ出すクセがある。
学業。音楽。あらゆるモノゴトにいえる。この前初めて行ったスノボもすごく楽しいなと
思ったけれど、ある程度「こういうものなんだな」と感じると途端に興味が薄れてしまう。
今まで興味が薄れず続けてきているものといったら、サッカーとファッションと人間くら
い。
サッカーに関しては、まだ全然自分が納得する及第点に到達していないから続けて
いて。
ファッションは、そもそも輪廻転生みたいな性質があるから。
人間というのはどんどんその人物を知りたいと思える人が見つかると、どんどんその人
を研究したくなる。
できるならこれからももっと興味をそそるものに手を出し、自分の世界を広げる。
広げた新しい世界を深める。普通の人が見てもどうでもいいと思う現実にも輝きを見出
していきたい。そのヒントを与えてくれるものが「本」なのかな。
「本当はちがうんだ日記」/穂村弘
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