荒井由実『卒業』
はっきり言って高校時代自由気ままな生き方をしていたので
大学はその反動で悩んで迷い続けた。
大学生活を漢字一文字で表すと「悩」だね。
中学・高校時代は相手のことを優先に考えることが多かった
ので、大学のときくらいは自分自身について考えよう!自分
のことを一番に考えよう!と思い、その通りに行動した。
でも自分のことだけ考えても答えは出てこなかった。
「自分ってなに?」という中二のような問題にぶつかった。
いわゆるアイデンティティの問題。
自分はどうあるべきか。
自分はどんな人間にならなくてはいけないのか。
そういう風に考えても答えなんて出てこない。
そこで、大学の途中から思考回路を変えてみた。
「アイデンティティ」自体について考えるのはナンセンス。
アイデンティティなんて結局単なるアイコンに過ぎない。
そこに意味を求めても返事はかえってこない。
アイデンティティによって行動がコントロールされるのではなく、
行動から帰納的に考えてアイデンティティが見えてくるのでは
ないか、と考えた。
×『アイデンティティ→アクション』
○『アクション→アイデンティティ』
だから5W1Hを考えながら行動すればアイデンティティを
自分の思い通りに表現できるのではないか。逆に何も考えず
行動するというのはアイデンティティの確立を放棄するのと同じ
である。
そんな風に考え方を変えていくと、気持ちが楽になり、どんどん
積極的に行動できるようになった。
まず、行動が第一。理念や精神論なんてくだらない。
どう行動するかで人は決まる。そしてそこから理念は生まれる。
今はまずは行動。行動も身勝手な行動ではない。周りのことも
考えて行動する。自分がつくったアイデンティティは自分の中に
生まれるのではなく、相手の心に出現するのだ。
最近は毎日充実している。どんどん自分が成長しているという
実感がある。でもまだ満足してはいけない。まだ何も始まって
いない。
いよいよ明日、卒業する。明日は今日以上にクサイ言葉を言うんだろうな。
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